製品の安全性をどう守るか、製品安全の最前線

日本企業の製品の安全性、品質が問われはじめている。
そういった状況の中、各企業は現在どのような安全対策をとっているのか。

第三者認定機関での製品安全試験が増えてきている。
ある認定機関は法律で義務づけられている以外の検査を年間４０００件以上行ったという。

様々な試験が行われ、基準に達した製品にはSマークが付与される。この認定マークを受ける製品が最近では徐々に増えてきている。

安全ニーズの高まりは、また新しい需要を生んでいる。
テュフ　ラインランドグループはドイツの会社だが、世界中の製品安全試験を手がけている。
そこでは、世界的に安全認証にビジネスチャンスがでてきているという。というのも、輸出入でモノが行き交う中で、様々な国ごとに異なる安全基準が存在するからだ。
テュフでは５０カ国以上に通用する安全認証がテュフの強みだという。

次世代通信、ワイマックス

次世代の通信手段ワイマックス。
通信電波の届く範囲が広く、２〜１０km。
通信速度も最大、毎秒７５メガビットと高速だ。

ノキアとシーメンスの合弁会社が日本でワイマックスの技術発表会を開いた。

ちなみに、この技術、まだ電波に認可が下りていない。
韓国ではすでに去年からサービスが開始されているという。

現在、日本は２社に対して免許を割り当てることを決定している。現在その２社の定員に対して１４社が名乗り出ている。
３年以内の事業開始、５年以内の人口カバー率が５０％という条件を提示している。

増加するマザー工場

国内でマザー工場が増加してきている。
マザー工場とは、企業の技術が集約した工場だ。

企業が頑張って開発した技術も、数年あれば盗まれてしまう。この競争力を高める為には機能をコンパクトに集約させ、開発能力を高める必要があるという発想だ。

厳しい消費者の眼がある日本でモノ作りの技術を鍛えることで、日本のモノ作りを常に世界の一歩先行くものに使用という戦略だ。

また、機能が集約することで、技能伝承も効率的に行えるという。

地域に特化して価値を上げる！

シェエ拡大の為に地域に縛られないビジネスを考えるのが、今までの主流の傾向だったのでは無いだろうか。
しかし、今ではあえて地域を絞り込むことでより効果的なビジネスを行い、価値向上を目指しているところがある。

子育て世代が密集している地域で、子育てに特化したマンション作り。
あえて子持ちの家族にターゲットを絞り込み、その為の様々な仕組みを組み込むことで着実に入居者を伸ばしている。

地域密着型の子育てサイト。
リトル・ママは福岡市で地域情報を発信してきたサイトだが、先週東京版のホームページを開始した。
リトルままは地域密着の子育て情報を発信するサイトだ。地域のママたちが集まってくることで、広告価値を見いだそうとしている。

地域密着の中小企業が目指すものは

地域密着の中小企業、中でも福祉機器のモノ作りにその原点を探っていた。

特に眼を引いたのは、やはり社長のキャラクターだ。
地方にいながら周囲をぐいぐいヒッパッっていくパワフルさが感じられた。

例えば、車いすのメーカーの社長は元ヤマハのバイクの開発者。
現在、車いすの開発からもう一度バイクの開発にも着手している。車いすを福祉機器を作っているという感覚ではなく、乗り物を作っているという感覚で作っている為のチャレンジだ。

少量で、非効率でも良いものを目指す姿勢が共通しているように思える。
また、ニッチな業界にしっかりと特化しているのも地方で成功している中小の特徴に思える。